Jira Cloud|リリース情報を部門間で共有し、後続タスクを円滑化

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Jira Cloud|リリース情報を部門間で共有し、後続タスクを円滑化

開発製品のリリース日を基点とし、マーケティングや営業、サポートといった関連部門における作業スケジュールを円滑に連携・管理するための Jira 活用法をご紹介します

※ 2025 年 9 月時点の情報です

 


はじめに

 

製品のリリースは、開発部門だけのイベントではありません。マーケティング、営業、カスタマーサポートなど、数多くの部門が関わる全社的なプロジェクトです。その中心となる「リリース日」という情報が部門間でスムーズに共有されないと、多くの非効率やトラブルが引き起こされてしまいます。

Jira を使えば、こうした部門間の情報格差をなくし、全員が最新のリリース情報を共有しながら計画的に作業を進められます。

この記事では、Jira のプロジェクト連携機能を使い、部門間の円滑なリリース連携を実現する具体的なステップを詳しくご紹介します。

 

Jira のプロジェクトタイプ(企業管理対象 / チーム管理対象)は問いませんが、開発部門はソフトウェアテンプレート、その他の部門はビジネステンプレートの利用が前提条件となります。

 


リリースに向けた部門間の典型的な課題

 

Jira による解決策を見る前に、多くの組織が直面している典型的な課題を整理してみましょう。

 

コミュニケーションの断絶と非効率

製品リリースにおいて、開発チームは仕様の決定や実装、テストに集中しています。一方で、マーケティング部門はマニュアルやカタログの準備、営業部門は営業資料の作成、サポート部門は対応準備など、それぞれがリリース日に向けたタスクを抱えています 。

しかし、開発の進捗によってリリース日は流動的になりがちです 。各部門の担当者が開発チームのメンバーに「最新のリリース日はいつですか?」と個別チャットやメールで問い合わせる状況が頻発すると、開発チームは度重なる問い合わせ対応に追われ、本来の業務に集中できなくなってしまいます。

 

スケジュールのズレと手戻りの発生

各部門が参照しているリリース情報が異なると、深刻なスケジュールのズレにつながります。例えば、マーケティング部門が古いリリース日に基づいてプロモーション活動を計画・実行してしまう、営業部門が顧客に誤ったリリース日を伝えてしまう、といった事態です。

リリース日の変更が正しく伝わらないことで、すでに準備してしまった資料の大幅な修正や、関係各所への謝罪と説明といった、大きな手戻り作業が発生するリスクが常に付きまといます。

 


Jira によるリリース情報の連携

 

これらの課題は、Jira を使って「リリース日」という情報を一元管理し、関係者全員が同じ情報を参照できる仕組みを構築することで解決できます。

 

【開発部門】リリース情報を Jira で一元管理する

全ての情報の基点となる、開発チームのリリース情報を Jira に登録します。

手順:

  1. 開発チームが利用する Jira のソフトウェアプロジェクトを開き、「リリース」タブに移動

  2. 「バージョンを作成」ボタンをクリック

  3. リリースする製品のバージョン名(例:「Ver. 2.0」)を入力

  4. 現時点で予定している日付を「リリース日」に設定して保存

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【関連部門】開発プロジェクトのリリース日をカレンダーに表示する

次に、関連部門のメンバーが、自分たちのプロジェクトで開発チームのリリース日をリアルタイムに確認できるように設定します。

手順:

  1. 関連部門であるマーケティングチームは、自分達が利用している Jira ビジネスプロジェクトを開き、「カレンダー」ビューに移動

  2. カレンダーの右上にある「設定を表示」アイコンをクリックし、「ソフトウェアのリリース日」から対象プロジェクトを指定

  3. 設定を保存

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連携された情報を基点としたタスク管理

 

関連部門のビジネスプロジェクトにおいてカレンダーが更新されたら、次はその情報を活用して、より精度の高いタスク管理と計画実行を行います。

 

リリース日をマイルストーンとした計画立案

カレンダーに表示されたリリース日は、単なる日付ではなく、プロジェクト全体の重要なマイルストーンです。各部門はこれを基点として、自分たちのタスクを計画します。

運用例

マーケティングチームのリーダーは、チームの Jira プロジェクトのカレンダー上で、Ver. 2.0 の「リリース日」が9月1日に設定されていることを確認します。それを見て、以下のようなタスクを自身のプロジェクトに作成し、担当者と期日を設定します。

  • 「プレスリリースのドラフト作成」(リリース日の2週間前)

  • 「Web サイトの製品情報更新」(リリース日の3日前)

  • 「SNS での告知キャンペーン開始」(リリース日当日)

このように、リリース日から逆算して後続タスクを具体的に計画することで、抜け漏れや無理のないスケジュール管理が可能になります 。

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変更に強い柔軟なスケジュール調整

この仕組みの最大の利点は、予期せぬ変更への対応力です。

運用例

開発中に予期せぬ問題が発生し、開発リーダーがリリース日を9月1日から9月4日に変更したとします。

開発プロジェクトでは、バージョン情報が更新されたら関連部門に自動でメール通知されるように、あらかじめ「自動化ルール」を設定しておくと便利です。自動通知メールで変更に気付いた関連部門のチームメンバーは、自分達のプロジェクトカレンダー上で新しいリリース日を目視確認しながら、関連タスクをドラッグ & ドロップで簡単に再調整できます。

 

【開発部門】事前に自動化ルールを設定

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【関連部門】メール通知で変更情報をキャッチ、自部門プロジェクトのカレンダーから関連タスクのスケジュール更新

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最後に

 

Jira によるリリース情報の連携は、部門間の壁を取り払い、製品リリースという共通の目標に向けた、柔軟で強いチームワークを生み出します。

  • 開発部門は、リリース日の問い合わせ対応という雑務から解放され、開発業務に集中できます。また、Jira の情報を更新するだけで関係者全員に正確な情報共有が完了するため、報告の手間も削減されます。

  • マーケティングや営業などの関連部門は、常に最新の情報を基に自律的に計画を立て、変更にも迅速に対応できるため、手戻りやスケジュールの破綻を防ぎ、より質の高い準備が可能になります。

「言った」「聞いてない」といったコミュニケーションロスをなくし、製品リリースに関わる全員が同じ未来を見て走れる体制を、Jira で構築してみませんか?

 

 

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