新機能リリース 2026-04
「Atlassian のリリースノート」から管理者様向けに重要度の高いアップデート情報をご紹介します。
※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合があります。
Atlassian Cloud
Rovo 管理ページが刷新:アクセス権やサーバー設定を一つのセクションに集約
(Rovo and AI controls: Improved navigation)
Atlassian 管理の Rovo 設定とページが再編成され、組織管理者が AI 機能を簡単に見つけて管理できるようになりました。この変更により、Rovo へのアクセス、インサイト、MCP サーバー設定が専用のセクションに集約されました。
Rovo のデータレジデンシーの移動が可能に
(Rovo: Data residency migrations now available)
組織管理者は、Atlassian Rovo のデータを特定の場所に移動および固定できるようになりました。対象となるアプリデータのホスト場所を管理することで、組織のデータ所在地に関する要件を満たすことができます。
データレジデンシーの詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
Rovo アクセスページ:ブロックリストによるアプリ制御
(Manage app access to Rovo with blocklists)
組織管理者は、Atlassian 管理に新しく追加された Rovo アクセスページから、Rovo への接続を制限したいアプリを個別に選択できるようになりました。
これまでの許可リスト方式から、ブロックリスト方式へと管理方法が変更されました。これにより、組織全体でどのアプリが制限されているかを一目で把握し、よりスムーズにアクセス権を管理できます。
ブロックするアプリを追加するには Rovo のアクセスページで、[アプリを追加]を選択し、Rovo の機能へのアクセスをブロックするアプリを選択します。
サイト内のいずれかの Jira アプリで Rovo が有効だと、Rovo AI を活用した検索、チャット、作成など Jira ファミリーアプリに共通する AI 機能は利用できます。
すべての Jira アプリで AI 機能をオフにするには、サイト内のすべての Jira アプリで Rovo をブロックする必要があります。
Rovo アクセス管理の詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
外部ユーザーのセキュリティポリシーに対するアイドルセッションタイムアウト制御が追加
(Idle session timeout control for external user security policies)
外部ユーザーセキュリティポリシーに、アイドルセッションタイムアウト制御機能が追加されました。この機能により、管理者は Atlassian アプリ全体における外部ユーザーのセッションセキュリティを管理しやすくなり、非アクティブなセッションによる不正アクセスのリスクを軽減できます。
請求明細がサイトごとにグループ化
(A clearer view of billing details grouped by site)
Atlassian 管理の請求プレビューテーブルを更新し、請求の詳細をサイトごとにグループ化し、必要なときにのみライセンス情報を読み込むようにしました。これにより、各サイトの請求情報の確認と管理が容易になります。
サイドバーが Atlassian アプリの全高に広がるように
(A full-height sidebar for better navigation)
サイドバーが Atlassian アプリの全高に広がるようになり、ナビゲーションがよりスムーズになり、全体的な発見しやすさとアクセシビリティが向上しました。
サイドバー変更の詳細については以下のコミュニティ記事をご参照ください。
Jira platform
ワークフローにおいて新エディターが既定エディターに
(Workflows: New editor now the default)
ワークフローにおいて、新エディターが既定エディターとして適用されました。
新エディター内から旧エディターにアクセスする機能は引き続き維持されますが、旧エディターを既定エディターとして設定するオプションは廃止されました。
今後の運用につきましては、本年6月までは新旧両方のエディターでワークフローを更新できますが、旧エディターの廃止後は、新エディターのみで更新可能となります。
旧エディターは2026年6月に廃止予定ですのでご注意ください。
サードパーティー製アプリなどを導入している場合は廃止前に新エディターで問題なくご使用できるかご確認をお願いいたします。
この変更の利用を開始するには、以下の手順で利用します。
Jira で [ワークフローを編集] を選択します。
新しいワークフローエディターの画面を確認します。
一時的に旧エディターに切り替える必要がある場合は、上部ツールバーの [・・・] メニューを選択します。
【新エディターの主な変更点】
下書き機能の廃止
バージョン履歴の導入
トランジションの共有が可能に
ルールの名称変更
新エディターと旧エディター比較と廃止予定についての詳細は以下ドキュメントをご確認ください。
ユーザーを直接ボードに招待することが可能に
(Invite teammates directly to a Board)
該当スペースの管理権限を持っているユーザーは、ライセンスを持たないユーザーを直接ボードに招待することが可能になりました。
なお、権限によって以下の通り挙動が異なりますのでご注意ください。
スペース管理者の場合:ボードから直接、対象のユーザーをスペースに招待することが可能です。
スペース管理者以外のユーザーの場合:招待操作自体は可能ですが、実際にはスペースに招待されません。
対象:組織管理者
本機能による新規ユーザーへのライセンス付与の可否は、Atlassian 管理画面の「アプリアクセス設定」に準じます。
■ 意図しないアクセス権付与を防ぐための推奨設定
[アプリ] > [アプリアクセス設定] > [ユーザーの招待] を 「招待を許可しない」(または「管理者の承認が必要」)に設定します。
アプリアクセス設定についての詳細は以下をご参照ください。
JiraやConfluence(Atlassian Cloudのサイト)に知らない人がアクセスしている?!|ユーザアクセス設定の機能と運用における注意点をご紹介
自動化でチームの使用が可能に
(Native Teams support in Jira automation)
自動化ルール内でチームを使用できるようになりました。
このアップデートにより、「作業項目を割り当て」アクションや「ユーザーの状態」でチームを直接選択できるようになり、従来必要であった JSON やチーム ID の検索による回避策が不要になります。
ユースケース
チーム内から担当者をランダムで割り当て
問い合わせ種別フィールドが「AWS Support」だった場合、AWS Support チームの中からランダムに割り当てる
以下の手順で利用できます。
Jira スペースを開き、[自動化] に移動します。
新しいルールを作成するか、既存のルールを編集します。
[作業項目を割り当て] アクション、または [ユーザーの状態] を追加します。
チームピッカーを使用して、適切なチームを選択します。
ルールを保存して有効化します。
Jira Service Management
一般公開用ステータスページの作成・管理が可能に
(Public status pages for incident communication)
※ Enterprise プラン限定機能です
アプリ管理者は一般公開用ステータスページの作成・編集ができるようになりました。
これにより、サービスの状態やインシデントに関する最新情報を関係者にわかりやすく伝えることができます。
ステータスページは以下の手順で設定できます。
サイドバーから[オペレーション]をクリックします。
[アラート]または[オンコール]タブをクリックし、サイドバーから[ステータスページ]をクリックします。
[ステータスページを作成]をクリックします。
[Create]をクリックします。
[Details]、[Components]、[Appearance]、[Advanced settings]タブで詳細を設定します。
あらかじめ作成しておいたサービスを追加すると、そのサービスの状態がページに表示されます。
ステータスページの詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
Rovo : プレイブックの提案機能(ベータ版)
(Playbooks : Get suggestions from Rovo)
※ Premium プラン以上の限定機能です
Atlassian Rovo を利用して、[プレイブックを提案]オプションを使用できるようになりました。
Rovo が作業項目を分析し、スペース管理者によってあらかじめ作成された関連プレイブック(類似作業項目にリンクされているプレイブック)を提案します。適切なプレイブックが見つからない場合は、スペース管理者に連絡するよう促されます。
これにより、最適な手順を自分で探す手間が省け、迅速かつ正確に業務を開始できるようになります。
[プレイブックを提案]オプションは、以下の手順で利用できます。
作業項目詳細画面の[プレイブックを提案]をクリックします。
Rovo Ops エージェント(アラートやインシデントをより効率的に管理できるよう設計された Rovo エージェント)とのチャットが開始され、あらかじめ作成された関連プレイブックが提案されます。
[プレイブックを提案]オプションの詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
Rovo : 類似作業項目を基にした Confluence ナレッジベース記事の作成が可能に
(Rovo : Create knowledge base articles with AI in Jira Service Management / Rovo: Jira Service Management)
※ Confluence 連携
Atlassian Rovo を利用して、解決済みの作業項目や繰り返し発生する問題から、Confluence のナレッジベース記事を作成できるようになりました。
これにより、影響力の高いトピックを特定し、類似の問題を基に技術的なドラフトを作成でき、ドキュメントのメンテナンスにかかる手作業を削減できます。
ユースケース
ナレッジベースから影響度の高いトピックを提示して、ドキュメントの不足箇所を特定する。
特定の作業項目から記事を作成する。
特定のトピックに関する下書きを作成する。
Rovo を利用した Confluence のナレッジベース記事作成は以下の手順で利用できます。
[Rovo に質問する]をクリックします。
[/manage-knowledge-base]コマンドを入力します。
Rovo が生成した下書きを確認し、記事を編集して Confluence で公開します。
Rovo を利用した Confluence のナレッジベース記事作成の詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
SLA : 個々の作業項目に対する SLA の再計算が可能に
(Issue view : Recalculate SLAs for individual issues)
※ 企業管理対象スペースのみ
作業項目の画面から、個別に SLA(サービスレベル契約) を直接再計算できるようになりました。
実施には、Jira 管理者および対象スペースのエージェント権限が必要です。
これにより、REST API を使用したり、グローバル設定を変更したりすることなく、開始時刻が間違っていたり、値が不正確だったりする SLA を迅速に修正できます。
SLA の再計算は作業項目詳細画面の Update SLAs の[Refresh]をクリックすることで実施できます。
SLA の再計算の詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
メールログ : すべての通知を1つのページで管理可能に
(Email logs : Access all notifications from one page)
スペース管理者は、送信するカスタマー通知と受信するメールの両方を、単一のメールログ画面から確認できるようになりました。
これにより、配信上の問題を確認するために送信するカスタマー通知と受信するメールの画面を切り替える必要がなくなり、サポートを必要とするユーザーとのコミュニケーションのトラブルシューティングにかかる時間を節約できます。
メールログ画面は以下の手順で確認できます。
サイドバーから[メールログ]をクリックします。
[カスタマー通知]タブをクリックすると、[invites]および[リクエスト通知]の送信ログが表示されます。
[Incoming emails]タブをクリックすると、[Processing logs]の受信ログが表示されます。
メールログ : 報告者によって購読が解除されたリクエスト通知の管理が可能に
(Notification events for unsubscribed reporters)
報告者によってリクエスト通知の購読が解除され、送信されなかった通知が、メールログの[リクエスト通知]で記録されるようになりました。
これにより、通知が配信されなかった日時と理由を追跡できるようになり、透明性が向上します。
フォームのセクション制御で新しいフィールドタイプが追加
(Forms : New field types for advanced conditional logic)
フォームのセクション制御において、テキスト、日付、数値、ユーザーフィールドタイプが利用可能になりました。
ユーザーが指定した特定の日付や数値に基づいてフィールドを表示または非表示にすることができます。
これにより、入力者に負担をかけないより柔軟なフォームが作成できます。
ユースケース
予算が50000円以上の場合は、予算上限超えの理由を記載するフィールドを表示させる。
システムメンテナンス依頼があった際に、希望の作業開始時刻が営業時間外(18:00以降)の場合、追加の確認事項を表示させる。
フォームのセクション制御においてサポートされるようになったフィールドタイプは以下の手順で設定できます。
編集したいフォームを開きます。
[フィールドを追加]をクリックして、テキスト、日付、数値、ユーザーフィールドを追加します。
[セクションを追加]をクリックします。
セクションの[Create logic]をクリックします。
フィールドの表示・非表示条件を設定します。
サイドバーで項目名の編集が可能に
(Navigation : Customizable labels)
スペース管理者は、サイドバーに表示される項目の名前を変更できるようになりました。
これにより、チームは項目名をそれぞれのワークフローに合わせて調整できます。
ユースケース
人事チームやビジネスチームの場合
項目名[キュー]を[ケース]や[リクエスト]に変更することで、人事チームやビジネスチームの用語をより適切に反映します。
項目名は以下の手順で変更できます。
サイドバーから名前を変更したい項目(キュー、ナレッジベースなど)を探します。
[・・・]から[名前の変更]をクリックします。
新しい項目名を入力します。
Confluence
チームのアーカイブが可能に
(enable-sup-archive-experience)
Confluence 全体で、チームがアーカイブされたことが一目で分かるようになりました。
スペースアクセスなどの画面で、チームがアーカイブされた場合、チーム名の横に「Archived」ラベルが表示され、アクティブな参加者と非アクティブな参加者を見分けやすくなります。
【チームのアーカイブと削除の違い】
チームを削除すると、チームに関するすべての情報と参照が削除され、復元はできません。一方、チームをアーカイブすると、新しいアクセス権の付与や検索はできなくなりますが、既存の作業との接続は維持され、後から元に戻すことも可能です。
そのため、プロジェクト終了時や組織変更時にはアーカイブを推奨します。一方、誤作成やセキュリティ上の理由で完全に消去したい場合は、削除を選択してください。
チームをアーカイブしても、そのチームに付与されていたアクセス権が削除・取り消しされることはありません。アクセスを取り消すには、該当のスペースやコンテンツなどから、そのチームのアクセス権を削除してください。
チーム機能の権限管理については以下のドキュメントもご参照ください。
同期済みブロックが導入され、コンテンツの一貫性を保つことが可能に
(Synced blocks: Keep content consistent across Confluence and Jira)
同期済みブロック(マクロ)を活用することで、作成したコンテンツを、Confluence ページや Jira の作業項目全体で再利用することができます。
マスターページの同期済みブロックを更新するだけで、そのブロックが参照されているすべてのページに修正が反映されます。この機能を活用することで、全ページにわたって常に最新かつ正確な情報を維持できるようになります。その結果、手動での共有や更新に伴う作業漏れ、および転記ミスを大幅に削減することが可能です。
ユースケース
組織図やチームの連絡先情報を同期
マスターページとして「チーム情報」を作成し、同期済みブロック内にメンバーの連絡先や稼働状況を集約して管理します。各ページにおいてこの同期済みブロックを参照することで、メンバー構成や稼働ステータスに変更が生じた際も、マスターページを更新するだけで全参照先へ最新情報を一括で反映することが可能です。
【同期済みブロック、抜粋マクロ、コンテンツを含めるマクロの違い】
同期済みブロック:すべての参照先で元データと全く同じ情報を表示する機能です。参照元の情報を更新するだけで、それを利用している全ページの情報を即座に一括アップデートできるため、情報の管理が非常に容易です。しかし、導入しているアドオンのマクロや外部アプリとの連携において、表示の不具合が生じる場合があります。
抜粋マクロ:特定のページにある情報を他のページで引用表示するための機能です。同期済みブロックとは異なり、単に情報を参照するものになります。
コンテンツを含めるマクロ:ページ全体を引用表示するための機能です。抜粋マクロ同様、単に情報を参照するものになります。引用先からは内容の編集はできません。
同期済みブロックについては、以下のドキュメントをご参照ください。
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