新機能リリース 2026-03
「Atlassian のリリースノート」から管理者様向けに重要度の高いアップデート情報をご紹介します。
※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合があります。
Atlassian Cloud
データセキュリティポリシーを一つのポリシーとして統合
(Data Security Policies: Unified controls and streamlined management)
※ Atlassian Guard Standard プラン以上のご契約が必要です
これまでは個別のデータセキュリティポリシーを複数作成して管理する必要がありましたが、新しい UI では組織全体で1つのポリシーとして統合されました。
これまで:個別管理の負担
特定のサイトアプリ(Jira/Confluence)やスペースごとに、複雑な手動設定を一つずつ行う必要がありました。現在: 一括設定と個別設定(オーバーライド)による効率化
組織全体の既定の構成を定め、特定のサイトアプリ、スペースに「個別設定(オーバーライド)」を適用する方式に変わりました。
UI の設定は、選択した既定の構成に応じて切り替わります。
既定の構成(デフォルト) | 個別設定(オーバーライド)の挙動 |
|---|---|
許可 | 特定のサイト、スペースをブロック |
ブロック済み | 特定のサイト、スペースを許可 |
データセキュリティポリシーは以下の手順で設定できます。
アトラシアン管理に移動します。 複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。
[セキュリティ] > [データの保護] > [データセキュリティポリシー] を選択します。
注意
データセキュリティポリシーでブロックに設定されているにもかかわらず製品管理者が製品内の設定を変更できてしまいます。
ただし実際にはデータセキュリティポリシーが優先されます。
例:
【公開リンク】
グローバル権限では [公開リンクを許可するを] オンにできてしまう状態。
実際にページを公開リンクしようとするとできない状態。
こちらについては改善要望チケットがあがっております。
フォーム機能:データセキュリティポリシーによるエクスポート制限が可能に
(Issue forms now follow data security policies)
データセキュリティポリシーで「データのエクスポート」を「ブロック」に設定すると、フォーム機能においてエクスポートを禁止するようになりました。
アクセスポリシー:モバイルブラウザからのアクセスをブロック
(Access policies: Block mobile browser access)
※ Atlassian Guard Standard プラン以上のご契約が必要です
Atlassian Guard では、組織管理者がモバイルブラウザからの Atlassian アプリへのアクセスをブロックできるようになりました。この新しいポリシーにより、ユーザーが Atlassian モバイルアプリやデスクトップブラウザなどの承認された方法でのみ組織コンテンツにアクセスできるようにすることで、セキュリティを強化できます。
アクセスポリシーは以下の手順で設定できます。
アトラシアン管理に移動します。 複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。
[セキュリティ] > [ユーザーセキュリティ] > [Access policies] を選択します。
「ポリシーの作成」を選択します。
アクセス ポリシーの名前と説明を入力し、[作成]を選択します。
アクセス制御を [ブロック] に設定し、次に [ポリシーをオンにする] を選択します。
アクセスポリシーの設定の詳細については以下のドキュメントをご参照ください
Rovo スキルが Rovo チャットで一般公開
(Rovo Skills are now generally available in Rovo Chat)
Rovo チャット をご利用のすべてのお客様が Rovo スキル利用できるようになりました。
Rovo スキルはタスクを完了するために必要な手順や、そのタスクにおける「理想的な成果物」の形を Rovo が理解するのを助けます。また、自然言語による指示を、一貫性のある信頼性の高いアクションへと変換します。
今回のリリースではワークフローの様々な場面で活用できる代表的なスキルを公開しました。
例:
/write-status-update– スペース内の作業状況に関する最新情報を取得(提供)する/explain-workflow– 作業項目で利用可能なステータスと遷移(トランジション)の概要を取得する
スラッシュ コマンドを使用してスキルを以下の手順で呼び出すことができます。
Rovo Chat を開きます。
利用可能なスキルを表示するにはスラッシュを入力するか、スラッシュの直後にスキル名を入力します(例: /explain-workflow)。
ユースケース
/explain-workflow (作業項目リンク) の実行で Jira ワークフローを解説する
新しいメンバーがマニュアルを探し回ることなく、その場でワークフローの条件や検証ルールを Rovo が解説します。
Rovo によって確認および表示できる内容の詳細は以下のドキュメントをご参照ください。
2026年3月時点で利用可能なスキルについて以下のコミュニティ記事をご参照ください。
アクティビティページに「トークンの種類」を追加
(Migrate API tokens faster using recommendations)
API トークンの識別を容易にするため、API トークンアクティビティページに新しい「トークンの種類」列を導入しました。
API トークンのスコープについては以下のドキュメントをご参照ください。
Jira platform
Jira データ制限とガードレール(推奨値)
(Entity limits and reporting for admins)
パフォーマンスや信頼性を向上させるため、各種データに新しい制限とガードレール(推奨値)が導入されます。
2026年3月からの制限
フィールド: スペースあたり最大 700 フィールド
作業タイプ: スペースあたり最大 150 の作業タイプ
2026年9月からの制限
フィールドオプション: フィールドあたり最大 20,000 個のオプション
作業項目のセキュリティ レベル: スペースごとに最大 50 の作業項目のセキュリティ レベル
権限付与: 権限ごとに最大 50 ユーザー/スペース ロール/グループ
リリース: スペースあたり最大 15,000 リリース
ワークフロー: スペースあたり最大 150 ワークフロー
ワークフローステータス: ワークフローごとに最大 200 ステータス
コンポーネント: スペースあたり最大 10,000 個のコンポーネント
優先度: スペースごとに最大 100 の優先度
新しいガードレール(推奨値)
作業項目: サイトあたり 18,000,000 件の作業項目
スペース: サイトあたり 8,400 スペース
スペース ロール:
スペースあたりのスペース ロール数: 5,000
サイト内の1ユーザーあたりのスペース ロール数: 2,000
【制限とガードレール(推奨値)の違い】
制限:物理的な上限で、超過すると新しい項目を追加できません。
ガードレール(推奨値):推奨される指針で、超過しても使用可能ですが、動作が重くなりパフォーマンスが低下する恐れがあります。
制限とガードレール(推奨値)についてはこちらをご参照ください。
【現在の使用状況の確認と最適化の方法】
サイト最適化ツール(※ Premium プラン以上の限定機能)で、現在の使用状況の確認および未使用データの削除ができます。
各種データの使用状況の確認および最適化は [Jira 管理者設定] > [システム] > [サイト最適化ツール] > [概要] から行います。
サイト最適化ツールについては以下のドキュメントをご参照ください。
【2026年9月からの制限の使用状況を調べる方法】
一部項目(カスタムフィールドオプション、作業項目セキュリティレベル)では個別の最適化ツールが4~6月でリリースが予定されています。
他項目の使用状況の調査方法はこちらをご参照ください。
カスタムテンプレートでのスペース作成権限を付与
(Custom templates: Grant users permission to create spaces)
※ Enterprise プラン限定機能です
予めカスタムテンプレートの使用権限をユーザーに付与しておくことで、該当ユーザーによるテンプレートを用いたスペース作成が可能となりました。
カスタムテンプレートの使用権限は [スペース設定] > [詳細] > [・・・] > [テンプレートとして保存] から設定することが可能です。
カスタムテンプレートの使用権限については以下のドキュメントをご参照ください。
Jira
シーズンリリースの導入:主要アップデートは年3回の集約に
(Notification for upcoming Jira seasonal releases)
アップデートをより予測しやすくし、環境間での調整を容易にするために、シーズンリリースが導入されました。大幅なアップデートは年3回決まった時期に行われます。
大まかなリリース予定は以下の通りです。
シーズンリリース | 継続的トラック | プレビュートラック(サンドボックス環境) | バンドル型トラック(本番環境) |
|---|---|---|---|
春(Team’26) | 4月後半 | 5月前半 | 6月前半 |
夏 | 7月後半 | 8月前半 | 9月前半 |
秋(Team’26 Europe) | 10月※ | 11月※ | 12月※ |
※現時点での情報のため、正確な日程は後日確定します。
【リリースの頻度とタイミング】
リリースの枠組みは以下の通りです。
リリースの回数: バンドル型の場合、引き続き年間を通して毎月(年12回)バンドルが提供されます。
主要な変更(シーズンリリース): ユーザーに大きな影響を与える重要な変更は、年3回(春、夏、秋)に集約されます。
【シーズンリリース以外の内容】
主要な3回(春、夏、秋)以外の月のアップデートには、主に以下の内容が含まれます。
ユーザーへの影響が極めて小さい、または軽微な変更
バックエンドの修正など、ユーザーには直接見えない変更
【対象となるアプリ】
今回のシーズンリリースが適用されるのは、現時点で Jira(ソフトウェアスペースとビジネススペース)のみです。Confluence や Jira Service Management は対象外です。
シーズンリリースとリリーストラック(※ Premium プラン以上の限定機能)については以下のドキュメントをご参照ください。
Jira Service Management
フォームで複数条件によるセクション制御が可能に
(Advanced conditional logic in request forms)
フォームで複数条件によるセクション制御が可能になり、セクションを表示または非表示にすることができるようになりました。これにより、フォームで焦点を絞ることができ、ユーザーが適切な情報を提供しやすくなります。
複数条件によるセクション制御は以下の手順で設定できます。
Jira Service Management で、サービススペースに移動します。
[・・・]から[スペース設定]をクリックし、[フォーム]をクリックします。
[フォームを作成]から[テンプレートから作成]または[空のフォームを作成]をクリックします。
フォームにセクションとフィールドを追加します。
セクションに複数条件を設定することで、定義された条件が満たされた場合にのみセクションが表示または非表示になるようにします。
[変更を保存]をクリックし、[プレビュー]からセクションが期待どおりに動作することを確認します。
ユースケース
IT 機器トラブル・修理申請などのフォームを作成し、詳細な情報について記載するフィールドを高度な条件付きロジックを設定することによって、表示または非表示にします。
アンケート機能:フィードバックを収集しサービス改善へ
(Surveys for employee feedback now available (Standard, Premium, Enterprise))
カスタマーからのフィードバックを収集するためのアンケートが利用可能になりました。これにより、カスタマーからのフィードバックを簡単に収集、分析、管理することができます。
アンケートは以下の手順で設定できます。
Jira Service Management で、サービススペースに移動します。
[・・・]から[スペース設定]をクリックし、[機能]をクリックします。
[アンケート]にチェックを入れます。
サービススペースに移動し、[Surveys]をクリックします。
[アンケートを作成]から[テンプレートを使用して作成]または[空白のものを作成]をクリックして、アンケートを作成します。
[公開]をクリックします。
ユースケース
インシデント対応後の振り返り
重要なインシデントクローズ時にステークホルダー向けサーベイを自動配信し、コミュニケーション品質・復旧時間への満足度を収集し、改善に活用します。
オンボーディング後の振り返り
オンボーディング、社内異動などのタイミングでサーベイを実施し、HR 体験の質を計測します。
また、自動化機能を活用することで、「カスタマーからのチケットが完了になったら、作成したアンケートを送信する」といった設定を行うことも可能です。
アンケート機能の詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
Rovoライブチャット:即時に有人エージェントが対応可能に
(Configure real-time chat for internal service teams)
※ Premium プラン以上の限定機能です
社内サービスチーム向けの機能であるライブチャットが設定できるようになりました。これにより、チャットからエージェントと即座にやり取りできる方法を設定したり、専用のライブチャット受信トレイで全てのやり取りを管理したりすることが可能になります。
ライブチャット機能は以下の手順で設定できます。
Jira Service Management で、サービススペースに移動します。
[・・・]から[スペース設定]をクリックし、[機能]をクリックします。
[ライブチャット]にチェックを入れます。
ライブチャットスキル(※現在ベータ版)を持つ Rovo エージェントを作成するか、既存のエージェントを更新してライブチャットに対応させます。
ユースケース
重要度の高い案件や SLA 違反リスクがある緊急案件に対して有人でチャット対応します。
Rovo ライブチャットの詳細については以下のドキュメントをご参照ください。
Confluence
AI と Rovo のベータ版機能へのアクセスが制御可能に
(Audio briefings in Confluence can now be opted out of and are marked with a lozenge)
組織内の AI と Rovo のベータ版機能の無効化が可能になりました。
AI と Rovo のベータ版機能を無効化するには、アトラシアン管理内の [Rovo] > [Rovo 設定] > [ベータ版の機能] から設定します。
こちらの機能を無効化していただくと、Confluence のオーディオブリーフィング機能などの AI と Rovo のベータ版機能をオフにすることができます。
無効化される AI と Rovo のベータ版機能の詳細はこちらです。
チーム機能でスペース権限、コンテンツ制限が可能に
(Manage Confluence permissions with teams)
チーム機能による権限設定で、より迅速なコラボレーションが可能になりました。
既定のサイトではチームの権限設定は無効ですが、新規サイトでは有効のため、明示的に無効化する必要があります。
チーム単位の権限設定により、意図しないアクセスや権限管理の懸念がある場合はこの設定を無効にします。
チーム機能による権限設定は、[Confluence 管理] > [セキュリティ] > [チーム] から有効、無効化できます。
チーム機能について
チーム機能は、スペース横断のプロジェクトチームや一時的なコラボレーション、メンションといった現場の日常業務を支える機能です。メンバーレベルで柔軟かつ迅速に構成を変更できる点が大きなメリットであり、現場の自律性を高める手段として活用できます。
チーム機能の権限管理については以下のドキュメントをご参照ください。
Bitbucket
パイプライン変数の数とサイズの制限が導入
(Pipeline variables: Limits on count and size)
Bitbucket は、パイプライン変数の数とサイズに制限を設けることで、チームが効率的かつ信頼性の高いパイプラインを維持できるように改善されます。これにより、パイプライン構成の管理が容易になり、過剰な変数や大きすぎる変数によって引き起こされるエラーのリスクが軽減されます。
パイプラインの制限は以下のように変更になります。
現在の制限:変数数は最大350個、合計サイズは最大512KB です。
今後の制限:変数数は最大50個、合計サイズは最大10KB です。
※サイズについての確認方法は不明です。
カスタムパイプライン変数制限導入の詳細については、以下の Community 記事をご参照ください。
ご不明点は ヘルプデスク (要サポートサービス契約)までお問い合わせください。
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